経営者育成塾トークイベント〜時価総額230億円!マザーズ上場企業の社長が語る〜

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こんにちは!
JDネット運営事務局の遠藤です。
いつもお世話になっております。

本日のレポートは、8/21に弊社内で実施しました「経営者トークイベント」の内容をお伝えさせていただきます。

本日のレポートでは…
✔ プレスリリースは宝の山
✔ 絶好調の社長が2年で畳んだ新サービス
✔ 自分の解像度を高めるための考え方
✔ ネガティブな話が広まりやすい秘密
✔ ベンチャーキャピタルが新規支援者を探す時に使う媒体

こんな話をしています。
興味のある方は、是非ともご覧になってください。

■PR TIMES社長 山口様のご紹介
ご登壇いただきましたのは、PR TIMES社長の山口拓己様。

2005年にPR TIMESを立ち上げ、これまで累計で2万社を超える企業がご利用しています。
また、11期連続で25%超の成長を続けている企業で、
2016年3月には、東証マザーズへ上場。

上場企業の30%以上が、サービスを利用しており、
地方自治体でも、1,700件のうち、300件ほど参加している
実績もしっかりとしたサービスです。

社員数は現在49名。
年間売り上げは13億1700万円を達成し、
現在の時価総額は230億円と市場から高い評価を受けています。

■「プレスリリースは宝の山」
前半、山口様により事業紹介のプレゼンを行っていただきました。

その中で強く残ったのが、「プレスリリースは宝の山」という言葉。

そもそも、PRというのは「企業」「メディア」「お客様」のそれぞれに良い結果を生み出す
”三方よし”となるものです。「企業」は自社の商品・サービスを広報することができ、「メディア」はプレスリリースをもとに記事を書き、新しい情報を伝えることができます。そして、「お客様」にも有益な情報を届けることができます。

ですが、実際には「メディア」の中で、選別されてしまい実際にお客さんのところに、
届くのはかなり少なくなってしまいます。

この三方よしのプレスリリースを活用しているのが、「ベンチャーキャピタル」
新しい投資先を探す際に、日経新聞に載る内容はすでに多くの人が知っているので出し抜くことはできません。
一方、プレスリリースが多くの人の目に触れる前に良い情報を見つけておくことで、”金の卵”を探しておくそうです。

これが「宝の山」ということですね。

■プレスリリースで伝えたいこと
山口様は、「もっとポジティブな話を広めたい」とおっしゃります。

実際、ワイドショーやニュースでは、暗い話題やきな臭い話題が多いですよね。
(最近では、ボクシングとか体操とか…)

では、どんなポジティブなことかというと、山口様は2007年のジャンボ旅客機の無事故について、
お話ししました。

これは、ものすごいことなのに、日本では全然記事にされていなかったそうです。
一方、飛行機の遅延や飛行場の穴など、ネガティブな話はあっという間に広がってしまいます。

これも「メディア」の選別により、発生しています。

山口様は、このような状況を変えるためプレスリリースを、直接お客さんに届けられるような仕組みを作ること。
これがプレスリリースを通してやりたいことだそうです。

■テレ東に特集されたが2年で潰した新規事業
東証マザーズに上場し、時価総額は230億円。
ここまで順風満帆に来たかに思える山口様ですが、
実はPR TIMES以外の事業では多くの失敗をされていたそうです。

例えば、テレビ東京で放映されている「ワールドビジネスサテライト」に10分間も特集されたサービスがありました。実際にインタビューを受けて、かなりの注目度だったのですが、結局、2年ほどで事業を畳んだそうです。

理由は「自社のビジネスモデルと合わなかった」から。

PR TIMESのサービスは元々、営業力でお客さんを取るというよりも、
問い合わせをいただいた方をフォローしてそこから新たにお客さんを取るスタイルでした。

一方、新規事業は「営業が頑張らないと案件が取れない」タイプのもの。
そのため、うまくいかずに結局、事業をたたむことになりました。

私が、この話を聞いて「すごいな」と思ったのが、
しっかりと失敗した理由を明確にしていることです。

理由を明確にして、「営業ガンガン」のビジネスモデルは自社に合わないという結果を得ているので、
次の事業をやる時にはさらに成功する確率が上がるな、と感じました。

■「インプットはレンズの解像度と、視点の高さ次第」
山口様のトークイベントでは、言葉をとても印象的に使っていました。

私が一番印象に残ったのが「インプットはレンズの解像度と、視点の高さ次第」という言葉。

どんなにいい情報が来ても、自分の中のレンズの解像度が低く、ボヤけて見えるだけでは何があるか分からない。
さらに、低い視点を持っていると全体を俯瞰して見ることができない。

だから、インプットを最大限に活用するなら、
・自分の中のレンズの解像度を上げること
・視点を高く持つこと
この2点を意識する。

そうすると、自分たちだけにしか気づかない視点が得られるようになる、という話が個人的に腑に落ちました。

■「代表作は?」「Next One!」
今回、山口様の作成されたスライドをもとに、トークイベントを開催したのですが、
そのスライドがどれもシンプルに伝えたいことを伝えていて、とても勉強になるものでした。

私も経験があるのですが、スライドを作る時に情報を詰め込むすぎて、字が小さくなって見ずらい…

しかし、山口様のスライドは、スライド自体に文字は少なく、とても読みやすくなっていて、
説明はご自身が口頭で行っていました。

相手に伝えるのは、スライドではなく、発表者であることを思い知らされた瞬間でした。

最後に、チャップリンの名言を一つ。

チャップリンは、記者から「代表作はどれですか?」と聞かれると、
必ず「Next One!(次回作!)」と答えていたそうです。

起業家、社長であるJDネット会員様にとっても、
次に出す商品・サービスが「自社の代表作」となるよう、
今後、「代表作は?」と聞かれたら、「Next One!」と答えてみたらいかがでしょうか。

 
 
 
 
 
 
 
 

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